お魚料理講座

 
先日24日の水曜日に行われた料理講座。
今回は、新さんまを使ってお刺身、なめろう、炊き込みご飯、お味噌汁
の作り方を学びました。

場所は長野市篠ノ井の南部青少年ホームにて。
募集の定員を上回る生徒19名が2時間に亘り実習。

講師は当店調理師の宮沢先生。

助手の小林先生。

木の葉に見立てたさんまの木の葉作り。

さんまの身に葱、味噌を加え叩いた さんまのなめろう。
「なめろう」は漁師の料理で、三枚に下ろした身を庖丁で叩き、
葱や味噌、醤油などで味をつけた物。温かいご飯やお茶漬け、酒の肴にも
良くあい、残す事無くお皿までなめたくなるほど美味しいので「なめろう」
という名前がついたとか・・

今回の炊き込みご飯は、今年貴重な松茸を使い、ご飯は当店の親睦会の
事務局長・西沢米を使用。

つき立ての新米。

ハトも美味しい味が分かるようです!

昔ながらの手作業で、ご飯は炊飯器を使わずに省エネを考え鍋炊き。
食材本来の食感や風味、香りを楽しめるコツのコツも指導いたしました。
又、魚の骨やアラを捨てずに、鍋にてコトコト煮出し、骨についた身を
スプーンにてかき集め、つみいれ汁を作りました。

鍋炊きは、艶々ホクホク。
東日本大震災の影響による計画停電で、一気に高まった
節約意識。
日々の料理もガスや電気を出来るだけ使わない節電・節ガス料理が  
注目を集めております。

お魚料理教室   平成241024日
            
長野市南部勤労青少年ホーム


新さんまの叩き【木の葉作り】


材料(1人前)


新さんま 1/2本 


薬味


万能葱   適量


おろし生姜 適量  


大葉    1枚


茗荷    1ケ


調理工程


1、さんまのうろこを包丁にて こそげとり、頭、内臓、
尾を取り出し水洗いとします。



2、魚の表面をタオルにてよくふき取り、頭から尾にむかって、
  包丁を入れさばきます。


 (常に骨の上に包丁がのっていることを意識しながら包丁を
 上下に大きく動かす。調理工程は実習をしながら詳しく
 説明いたします。)



3、腹骨を掻き、皮を引きます。



4、皮面を上にし、身を4つに包丁します。重ねあわせ木の葉
  に見立てます。



5、お皿に盛り付け、薬味を添えます。



※さんまは、くちばしが白いもの又は黄色いものを選ぶ。


 全体のかたちがでっぷり(太っている)したもの。


 さんまの頭に少々のこぶのような出っ張りがあるもので、
背がこんもりしているものの方が、脂がのっている。


 さんまだけではないが、魚は、えらが真っ赤なもの、
目が透き通っているものが新鮮といわれている。


 調理後、一度冷蔵庫にいれ、ひんやり冷やしてから頂きましょう。



 
さんまのなめろう 


材料


さんま  1サク(半身)    


A長ネギ1/5本   B生姜、にんにく(各小匙1弱)


大葉1枚 わさび少々 


味噌   小匙1/2 胡麻油小匙1/



調理工程



1、長ネギ、ミョウガをみじん切りにします。



2、さんまは、包丁で叩きやすい大きさにぶつ切りし、
  更によく叩きます。


ABに味噌を加え粘りが出るまでたたきます。



3、大葉を敷き盛付けます。お好みでわさびを添え、
  お醤油にて共します。



※玉子と片栗粉を足すとさんまの
  摘み入れつみれ汁になります。


「炊き込みご飯」
松茸ご飯 4人前


材料 松茸ご飯(4人前)


米   3合


松茸     100g


鳥肉     100g


笹がき牛蒡     30g
人参千切り     適量

油揚げ       1/3


鶏肉下味用調味料


酒   大匙1/


醤油  大匙1/


ご飯用調味料


だし   3合


酒    大匙2


醤油   大匙2


塩    小匙1/



調理工程



1、ごはん用の調味料を合わせます。



2、米を研ぎザルに上げます。(研ぎ方は工程にて説明)


3、鶏肉を親指の爪くらいの大きさに切り下味をつけます。
 油揚げは油抜きをし、千切りに。人参は皮を剥き、
 縦に細く切り千切りに。笹がき牛蒡は鉛筆を削るように
 回しながら細切りに。


4、米を入れ、出汁をはり、火の入りにくい牛蒡、鶏肉の
 順に材料をいれ、炊き込みます。


秋刀魚つみいれ汁    


A秋刀魚の骨、頭(あら) 4本分


B秋刀魚の腹骨、皮    4本分


 生姜          小匙1


    味噌          小匙1


 長ネギ         1/2本


 片栗粉         30g


 醤油          小匙1


味醂          小匙1


出し汁         5カップ


 


    味噌          50g


長ネギの笹打ち     少々


 



調理工程


1、Aを鍋に入れ、完全に火が通るまで茹で、
  水にさらします。



2、
Aの水気をよく拭き取り鍋に入れ、出し汁5カップ
  を注ぎ弱火にて煮出します。


3、Bをまな板に広げ、細かく骨を叩き、生姜、
①味噌、長ネギを入れ更に細かく叩き、
片栗粉を混ぜ合わせ形を整えます。


4、2の中に3を丸めながら入れ、灰汁をすくい、
5~6分したところで、火を止めて②味噌をを溶かします。
更に、醤油、味醂を加え、長ネギの笹打ちを鍋に入れ
お椀に移します。


5、お好みで、山椒粉や七味を入れても良いですし、
うどんをいれ煮込んでも美味しいでしよう。


 


ポイント


※Bは粘りがでるまで、包丁にて叩く。(骨を細かく包丁すること)


 出し汁→本だしを使用する場合は、水5カップに対して
顆粒だし大匙1の割合。


 


 


 


次回は、中部青少年ホームにて11月21日午前より、託児所付き。
「プロに学ぶ和のおもてなし料理」
・鍋料理・ぶりの照り焼き・蒸し物他・・
募集もまもなく締め切らせていただきます。


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