調理師はお客様に喜ばれて何ぼの仕事と
深く理解しております。
厨房の裏方にいると、仕事が作業となり
その気持ちが薄らいでくることも少なくはありません。
食べる方、喜んでくれる方
があってこそを忘れてはなりませんね。
今日は、朝から本棚の整理。
ふと目に留まった今は亡き恩師の
貴重な助言を発見。
↑写真は、今から10年前のプロ調理専門誌
料理テーマ(文月の銀河)
一言
若い調理師に贈る言葉は「運は働きながら待て」
ということだ。努力しないで待っていても運は向いてこない。
ひたすらに修行に精をだしていればこそ、良い運も
巡ってくるし料理に大切なことも、迅速に理解できる
時が来る。
料理に大切なものは、三位一体。まずお客様を
中心に、料理人はお客様の好みや食事の席の目的
などの思いをめぐらせ、接客係は料理人の心を
お客様にキャッチしていただけるようにもてなす。
どの存在も欠かせない。
そうして仕事が成り立っている事に気づくと、
自分のすべき事が見えてくるはずだ・・
仕事には厳しかった恩師は、常に弟子のことを
一番に考え支え指導してきました。
大恩を身にしみて感じます。
人と物、季節と素材、心と絆
この一瞬を大切に思い、今出来る最高の
おもてなしを新たな気持ちで、日々の仕事に
専念し精進していきたいと思います。
