お客様のご要望により、アンコウの吊るし切りを
披露致します。
3㍍程の長さの青竹を三方に組み、上、真ん中、
下と縄で束ね吊るしの土台を作ります。
アンコウ捌きの伝統法として、アンコウを吊るして
体内に水を入れ回転させながら捌く「吊るし切り」
アンコウ鍋は、一般的に提供しやすく、アンコウの具材(七つ道具)、
野菜、割り下を入れておきあとは煮立てるだけの簡単な鍋です。
ですが、滑りが強いので、塩で磨いた後の下処理
に手間がかかります。基本さえ掴んでおけば、家庭
でも十分に楽しめると思います。
味付けの基本は、味噌、醤油の2種類があり、郷土
料理を伝えるホテル、民宿や食事処は味噌味が多く、
料亭など高級な食事処では醤油出汁が
好まれます。
あっさりした味付けが食べやすく、素材の味が
生かされます。
アンコウどぶ汁鍋
生肝を乾煎りしてからアンコウの具材料、
野菜を入れて作る郷土鍋。現在のあんこう鍋
が流行る前、漁師達が船の上で
食べたとされる古くからの調理法です。
あん肝が溶けてスープが濁る事から、酒の濁酒
(どぶろく)から「どぶ汁」と言われています。
アンコウは水分の多い魚です。
野菜とアンコウの水分だけでスープが作れ、
体も温まり栄養も満点だった事から重宝さて
おります。現在のどぶ汁は出汁や酒、昆布出汁
などを加えて提供するのが一般的な作り方です。
当店では、3月末までアンコウ鍋を提供
しております。人数や予約の状況にもよりますが、
アンコウの吊るし切りを披露させていただきます。
詳しくは、当店スタッフまでお問い合わせ下さい。