北海道より直送された生筋子。
生筋子から作る秋の味覚の定番料理「いくらの醤油漬け」。
今日は、簡単で失敗のない「いくらの醤油漬け」の作り方をご紹介します。
いくらには、色の鮮やかな塩漬けと、寿司の軍艦巻きなどに使われる
色の濃い醤油漬けがありますが、醤油漬けの方が断然美味しく、家庭で
作るのも醤油漬けがほとんどです。
秋口になると、どこのスーパーでも生筋子が店頭に並びます。
時期や漁獲量により値段はかなり変動しますが、だいたい8月下旬から
11月までがシーズンで、100g当たり200円~350円程度が相場です
(初物は100g当たり500円前後と高価)。
1ハラ500g前後ですから、1,000円~2,000円程度となります。
ちなみに1ハラとは、上の写真のように2房分のことを言います。
生筋子は、適度に粒が大きいものを選びましょう。あまり大き過ぎるものは
成熟が進んでいるため皮が硬いです。
小さいものはほぐしにくいし、見栄えがしません。
大きめのボウルにお湯50度~60度を張り、塩を一つかみ程度溶かします。
手作業で薄皮に包まれた房から卵をほぐします。卵が潰れないように
丁寧に薄皮や筋を取り除く作業はなかなか面倒ですが、これさえ終われば、
あとは簡単です。
ほぐし方のコツはこれと言って特にありませんが、両手で薄皮を引っ張り
ながら両親指で撫でるように卵を落としていくと上手くいきます。
生の卵は意外と丈夫な物で、少々乱暴に扱っても潰れることは稀で、
慣れてくれば、1ハラ10分もあればほぐし終わります。
水気を切ってザルに上げ、全体に薄塩をして脱水し、合わせ
調味料に漬けます。
合わせ調味料 水3合 薄口醤油(ヒガシマル)2合 味醂2合 酒2合
(味醂と酒は一度煮切ったもの)
ご家庭でも簡単にできます。
是非、チャレンジしてみてください!!