この世で出会った人とは、いつか必ず別れが訪れる。
出会いは必ず別れをもたらすという世の無常をいう。
別れの悲しみや、愛のはかなさ、人生のはかなさを
あらわすが、それは出会う喜びがあったからこそである。
始めがあれば終わりがあり、楽があれば苦があるのと
同じように訪れるものなのだから、別れがくるまでの
時間を大切にすることが大事だと思う・・
「一期一会」
この言葉を思うと、今は亡き大兄の大恩を身にしみて感じる。
「生涯ただ一度の出会い」とも「会ったときが別れのとき」
とも読める。
それは対する人だけでなく、私と出会う時間も物も
全てが「一期一会」なのだ。
これから私を支え、私を正しくリードしてくれる言葉は、ただ
「一期一会」である。
その私にとって「一期一会」とは「物を大事に、物事を丁重に、
出会いを大切に」ということ。人と物との出会いを、つつしむ
うえにも、つつしんで日々の仕事に精進したいと念ずる。
新暦 霜降り(こうそう)
10月19日(月) 日本料理悠善 丸山大輔