和食の道を極める事と、若い調理師をきちんと育てあげる事が、
今の自分の人生の目標です。
基本がある程度学べるようになったら、自らの発想で自由に指導し、
その中でより良い部分を引き出し、良い方向へ導いてやるのが
私の務めだと思います。
しかし、大手チェーン店居酒屋やFCが多様化してきた事から、昔の
様に段階を踏んで仕込んでいく修行の形が困難になり、仕事を学ぶ環境や
指導者、労働時間など様々な問題と向き合っている。
押しつけだけではなく、同じ目線でのコミニュケーションも必要とされる。
旧態依然としたままでは新しいものは何も生まれない。
指導する側も同時代感覚を持って若い人に接し、それを吸収
するくらいの気持ちを持っていたいと思う。
技術を磨くと共に、社会に通用する人間性を養っていくことが、
今後の道を開く糧となるはず。
ひとつブランドを築くような気概を一人の料理人として持ち続
けたい、本日も新たな気持ちで精進していきたいと思います。