おせち料理の献立会議が行われました。
おせち料理の基本は、お屠蘇、祝い肴三種、雑煮、煮染めです。
地方により、
祝い肴、雑煮、煮染めの内容は異なります。
このうち、三つ肴と煮染めは、重箱に詰めて供されます。一般的には、おせち料理とは、
献立すべてを指すのではなく、重箱詰めされた料理のみをいいます。
重箱に詰めるのは、
めでたさを重ねるという意味で縁起をかついだものであります。
同様の意味合いから、雑煮もおかわりをするのが良いとされています。
一つ一つの料理は、火を通したり干したり、あるいは酢に漬けたり味を濃くするなど、
日持ちする物がほとんどです。
これは、火の神である荒神を怒らせないため、正月に台所で火を使うことを避ける
という平安時代からの風習により、正月には台所仕事をしないからでもあります。
実際には、女性を正月位は休ませるためという意味合いもあります。
研鑽を積んだ機影の料理人たちが丹精こめて仕上げた逸品をご賞味ください。